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自分に合ったベッドマットレスの選び方

生活
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人は人生の3分の1を睡眠に費やしていると言われ、毎日の生活を充実させるうえで、睡眠の質を高めることは欠かせません。

快眠のためには睡眠環境、つまりは自分に合った快適なベッド環境を整えることが大切です

自分に合うマットレスって何だろう?

このようなお悩みを持っている方に向けて

・ベッドマットレスの選び方
・タイプ別おすすめのマットレス

そのあたりを紹介していきます。

種類や適した硬さ、サイズなど選び方についても解説しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

マットレスの種類

マットレスを選ぶ際にまず考えたいのは使い方です。
どういう使い方をするかによって厚みを決定しましょう。

今持っているマットレスの寝心地を改善したいのであれば、5cm以下のトッパータイプがおすすめです。

一方、ベッドフレームと組み合わせたり、床に直接置いて使ったりするのが目的であれば、10cm前後厚みのあるタイプを選んでください。

主にコイル系マットレスですが、寝心地を追求したい人は、25cm以上のマットレスを選んでみてください。
厚みが25cm以上あると、スプリングの上にウレタンを何層も入れているメーカーが多いため、より満足感のある寝心地が得られます。

体圧分散性通気性耐久性機能性コスパ
ポケットコイル式
ボンネルコイル式
低反発マットレス
高反発マットレス

マットレスは、そのクッション素材や構造によって「コイルマットレス」と「ノンコイルマットレス」に大別できます。

このうちノンコイルマットレスは「低反発」「高反発」「ファイバー」「ラテックス」などの種類に分けられます。
これらは、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ポケットコイルマットレス

中材にコイルを使用した「ポケットコイルマットレス」は、体を点で支えるのが特徴。
コイルは独立型のため腰や頭など重い場所だけピンポイントで沈み込み、体に不自然な負担をかけにくい傾向があります。

また、体のラインに沿ってマットレスが動くため、適度なフィット感を得たい人にはポケットコイルがおすすめです。
さらに、個々の独立したコイルのおかげで振動も伝わりにくいため、2人で使用する場合にも向いています。

・体を点で支える
・独立したコイルで振動が少なく、2人での使用におすすめ

ボンネルコイルマットレス

ボンネルコイルマットレスは、マットレスの基盤となるコイル同士が連結していて、体を面で支えます。
ポケットコイルマットレスに比べて硬めな寝心地の商品が多く、体の過度な沈み込みを抑えたい人・がっちりとした体型の人におすすめです。

ただし、コイル同士が繋がっているため横揺れしやすく、柔軟性に欠けるというのがデメリット。
ボディラインがはっきり出ている女性や、体重が軽い人には適応しにくい傾向があります。

ポケットコイルマットレスほど柔軟性がないボンネルコイルマットレス。
フィット感を求める人は、表面に使われている側生地が「ジャンプキルト」で縫製されたマットレスを探してみましょう。

・体を面で支える
・連結したコイルで硬めの寝心地。体重が重い人におすすめ

低反発マットレス

低反発マットレスは、体に合わせて沈み込むのが最大の特徴。
押し返す力が控えめで、集中して体重のかかる腰回りや頭などは深く、ふくらはぎや腕などは浅く沈む特性があります。

とくに、寝返りを打ちすぎて寝付けないという人には、寝返り防止対策におすすめ
ただし、体重が重たいと沈み過ぎてしまう素材なので、体重が重い人にはフィットしにくいでしょう。

・反発力が弱い。押すとゆっくりと元の形に戻る
・体に合わせてじわっと沈み込む。過度な寝返り抑制に最適

高反発マットレス

適度に弾力のある高反発マットレスは、硬めの寝具を好む人や、体重が重い人に向いています。
最も体重のかかる腰回りが沈み込み過ぎないため寝返りも打ちやすく、不自然な姿勢になることも少ないでしょう。

また、ぐっすりと眠るために不可欠な寝返りも、反発力がサポートしてくれます。
同じ姿勢で眠り続けると、圧力が同じ箇所に集中し血行不良になってしまう恐れがあるので注意。

・反発力が高い。押すとすぐに元の形に戻る
・過度な沈み込みが無く、疲れない。寝返りをサポート

ベッドマットレスの選び方

サイズ ――なるべく大きめのサイズを選ぶ

マットレスの設置スペースが広い場合は、なるべくサイズが大きいマットレスがおすすめ。
人は一般的に、体の大きさと比べて広い寝具で寝たほうがリラックスしやすく、睡眠の質を高められると言われています。

特に、夫婦や大人と子どもが一緒に寝る場合は、どうしても広いスペースが必要になり、隣で寝ている人への振動が気になるもの。
また、広さに余裕のあるマットレスのほうが、腕や脚を広げたり、寝返りを打ったりしやすくなります。

目安として、平均的な日本人男性が1人で寝る場合は、セミダブルサイズ以上を選ぶのがベター。
夫婦で一緒に寝る場合はクイーンやキングサイズ、もしくはシングルやセミダブルのマットレスを並べて使うとよいでしょう。

体圧分散性 ――正しい寝姿勢で眠れるマットレスかを確認する

マットレスを選ぶうえで最も重要と言える「体圧分散(性)」とは、マットレスに横になったときに、重心が1か所に集中することを防ぎ、体にかかる負担を軽減することをさします。
また、体圧分散が適切にできているかを見極めるうえで、理想的な寝姿勢を理解しておきましょう。

人は、直立したときに、首と腰の2か所にゆるやかなS字カーブができる姿勢を維持することが理想です。
仰向け寝の場合、直立状態からそのまま横に倒れた姿勢を維持できると体への負担が少なく、横向き寝の場合はマットレスと背骨が平行に一直線になると負担が少なくなります。

なお、仰向け寝の状態では、マットレスが体の各部をしっかりと受け止め、腰の部分に体とマットレスが接していないスペースがないか、呼吸をしたときにお腹に力が入っていないかに注意してください。
横向き寝の状態では、肩に負担がかかり過ぎないことが重要です。

体圧の分散が適切にできていると、胸が開きやすくなって呼吸がしやすくなり、血流にもよい効果を与えてくれるものと考えられています。

通気性 ――なるべく蒸れにくいマットレスをベッドやすのこに置く

マットレスを床に直置きで使ったりする場合は、マットレスが蒸れやすくないか、カビが生えやすくないかに注意。
通気性については、一般的にコイルマットレスのほうが高く、低反発マットレスより高反発マットレスのほうが優れる傾向にあります。

なお、マットレスは床に直置きするより、ベッドフレームに置いて使ったほうが高い通気性を保てます。
予算的にベッドフレームを購入できない場合は、価格が安いすのこベッドを購入して使用するのでも十分です。

耐久性 ――耐久性は、使用期間とセットで考えるのがポイント

マットレスは決して安い買い物ではなく、処分にも手間がかかる製品だけに、へたりにくさなどの耐久性や製品寿命を想定するのも重要です。

マットレスの製品寿命は製品の仕様から考えます。
コイルマットレスならコイルの太さや作りがひとつの目安。
コイルの線径が太く、強度加工されたものは耐久性が高いと言えます。

また、ノンコイルマットレスなら低反発マットレスより高反発マットレスのほうが、耐久性の点で有利でしょう。
ただし、製品寿命は使い方によっても大きく異なるので、定期的に頭側・足側、表側・裏側マットレスの上下を反転させて、マットレスがへたらないように注意してください。

なお、マットレスは簡単に処分できるものではありません。
特にコイルマットレスは、業者が引き取った後にコイルと詰め物などを分別する必要があります。
ただし、コイルマットレスでも一部の製品には自分で分解しやすい構造のものもあります。

機能性 ―― なるべく抗菌加工が施されているマットレスを選ぶ

マットレスは長時間体に触れるものですが、洗えないものが大半です。
それだけに、防臭加工や抗菌加工などが施されている製品は価値があります。
また、防ダニ加工が施されているマットレスは、清潔さや心地よさが長続きするのでおすすめ。
こうしたさまざまな付加機能もしっかり確認しておきましょう。

コスパ ―― 敷きパッドやシーツの組み合わせも考えてマットレスを選ぶ

マットレスは、安いものから高いものまで価格がピンキリ。
また、マットレスの寝心地は、敷きパッドやシーツとの組み合わせでも変わってきます。
こうした組み合わせも考えると、予定していたより費用がかかることも。
そのため、予算内でなるべくコスパの高いマットレスを選ぶのもひとつのポイントと言えます。

自分の体に合うマットレスこそ『良いマットレス』

マットレス選びで最も大事なのは、「どこまで体に負担をかけないで眠れるか」ということ。

仰向き寝のときは首と腰がゆるやかなS字カーブになっているか、横向き寝のときは背骨がベッドと平行に一直線のラインを描き、しっかりと体圧分散ができているかが重要です。

腰が落ち込んだり浮いたりしないか、自分に合ったやわらかさであるかも確かめてください。
また、通気性の高さも心地よい寝心地を維持するのに重要です。

これらの条件をクリアするマットレスこそが、最も“良いマットレス”と言えるでしょう。
マットレスを替えると、1~2週間程度は違和感を覚えることがありますが、自分の体に合う製品であれば、その後は心地よく眠れるはずです。

人は一生のうち、約3割の時間を睡眠に費やしていると言われているだけに、マットレスを替えることで睡眠の質を高め、毎日の生活を快適にしていただきたいものです。

本記事を参考に、自分に合った快適なベッド環境を整えられる製品を見つけてみてください。

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